旧暦の8月15日(9月上旬~10月上旬)にあたる日は中秋節と言い、春節に次いで2番目に大きな祝日です。中秋節は千年以上伝わっている伝統的な行事であり、月餅や文旦(ブンタン)を食べる慣習があります。月餅は丸い形で「家族の輪」を意味し、文旦は別名「柚子」の発音が子供の安泰を意味するだそうです。別名グルメ天国とも言われる台湾では、台湾式月餅もそれに負けない美味しい、起源として知られているのは台中の豊原にある「緑豆椪(リュードウポン)」です。今回は緑豆椪にまつわる様々な情報をご紹介していきたいと思います。
緑豆椪の由来
緑豆椪(リュードウポン)は台湾伝統的な月餅であり、「椪(ポン)」という発音は、台湾語で膨らむ様子を表し、そのぷっくりとした見た目が名前の由来になっているそうです。緑豆椪は台中市豊原区にある「老雪花斎餅行」の創業者・呂水が発明したというものであり、中には緑豆の餡と豚のひき肉が入っているので、その豚肉の塩味と程よい甘さの餡が絶妙にマッチしており、中秋節の味覚として欠かせないものです。近年健康志向が高まり、豚肉とラードを使わず、純粋な緑豆の餡入りのも販売し始めました。
自動生産のナイスパートナー・HM-88
HM-88は百城より開発した小型自動包餡機であり、コンパクトな外観で省スペース、最大生産能力は60個/分で、手作業に頼る食品製造業者にとっては、負担をだいぶ軽減することができるでしょう。また、本機はコンピューター操作パネルを採用し、100種類の製品データを登録することができ、さらに多様なオプションを搭載することが可能、さまざまな製品に対応しております。基本となる外皮材で内包材を包んだ製品の他に、パフペイストリーマシンと組み合わせることで、多層なペイストリー外皮が効率よく生産できます。二重包あん装置を追加することによって、1種類の外皮材に2種類の内包材、または、2種類の外皮材に1種類の内包材といった製品を生産することもできます。丸め装置を追加すると、手作り感あふれる白玉団子の生産に適しています。使用者は簡単なボタン操作で記録されたデータを読み出すだけで、生産作業を開始することができます。
緑豆椪の生産を自動化へ
緑豆椪はパイ生地のような皮があるので、手作りでも手間がかかるお菓子なんです。皮の場合は、何度も麺棒を使って生地を伸ばし、三つ折りを繰り返し、やっと餡を包めるようになります。今なら、HM-88+パフペイストリーマシンの組み合わせによって、ただ練り上げた生地を包餡機に入れることで、自動的に皮用生地を完成させられます。自動成形機を使用することで、多層な皮は手作業に頼らず、安定した品質を維持しながら生産性を大きく向上することができます。
緑豆椪の発明から100年経った今も多くの人々に愛され続けていますが、時代の流れとともに、多くの食品生産は徐々に自動化しつつあります。安定した品質と手作りに負けない食感は百城が食品生産に対して譲れないポリシーです。緑豆椪の自動生産にご興味をお持ちいただけましたら、お気軽にお問い合わせください。